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三浦雅士・評 『チョムスキー言語学講義』=ノーム・チョムスキー、ロバート・C・バーウィック著

 (ちくま学芸文庫・1080円)

飛躍を可能にする「併合」の力

 チョムスキーは昨年すなわち二〇一六年、『我々はどのような生き物なのか』、『なぜ我々だけが』という二冊の本を刊行して注目された。

 前者は、二〇一三年にコロンビア大学で行ったデューイ記念講義に基づくもので、現代言語学の展開を西洋近代思想の流れに関連づけたもの(同題の日本語版とは別)。後者は、教え子かつ共同研究者であるバーウィックとの共著で、先史考古学、集団遺伝学、進化言語学の成果から、言語の起源をほぼ八万年前としたうえで、現代言語学の最終課題を浮き彫りにしたもの。

 後者の翻訳が本書。文庫本だが初訳である。原題は、なぜ我々だけが言語を獲得したのかの意。この問題がチ…

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