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のり弁×稽古場 世界の蜷川と共に戦い

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イラスト 佐々木悟郎
イラスト 佐々木悟郎

 ロンドンの舞台に桜吹雪が舞っていた。バービカン劇場で10月に上演されたシェークスピア作、蜷川幸雄演出の「NINAGAWA・マクベス」。30年前にも当地を沸かせた公演の再上陸とあって、チケットは完売していた。

 妻宏子さん(76)は観客席にいた。作品のシンボルである巨大な仏壇のセットを前に、「世界の蜷川」と呼ばれ、昨年5月に80歳で亡くなった夫との日々がよみがえった。

 2人は劇団青俳のメンバーとして出会い、1966年に結婚した。夫は当時の夫婦の役割にとらわれず、家事をいとわなかった。料理も得意で、米の研ぎ方からお茶の葉の量まで教えてくれた。

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