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「自衛隊明記」は情緒論 長谷部・早大教授が自民改憲案を批判 長崎大で /長崎

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緊急事態条項、国家総動員法のスイッチに

 憲法学者の長谷部恭男・早稲田大教授が12日、長崎大で「憲法とは何か-立憲主義・九条・緊急事態条項」と題して講演した。長谷部さんは、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改正案について「『自衛隊員の誇りのために』という情緒論で9条を動かすのはやめた方がいい」と述べた。【遠藤孝康】

 講演会は県九条の会が主催し、約120人が参加した。長谷部さんは、「国を守るために自衛隊を置く」という条文が9条に加わった場合の解釈として「国連憲章に書かれている自衛権が行使できる。集団的自衛権も部分的ではなくフルスペックで行使できることになる」と指摘。「軍事力の行使は情緒的になりやすいからこそ各国が憲法に制約を置いている。安倍晋三首相は情緒論で9条を動かそうとしているが、話が逆だ」と批判した。

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