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クローズアップ2017

メルケル政権に暗雲 独3会派連立協議決裂

 【ベルリン中西啓介】ドイツのメルケル首相率いる保守系国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が、中道の自由民主党(FDP)、左派の緑の党と進めていた連立協議が19日、決裂した。厳しい環境規制と寛容な難民政策を求める緑の党と企業寄りのFDPが政策の溝を埋められず、FDPが協議離脱に踏み切った。大連立の継続か少数与党政権、連邦議会(下院)の解散による再選挙などの選択肢が考えられるが、安定した政権の発足を見定めることは難しく、欧州の結束をリードしてきたメルケル氏の求心力低下は避けられない。

 「納得できない政策に加担し、支持者を見捨てるわけにはいかない。間違った政権運営をするなら政権に就かないほうがましだ」。FDPのリンドナー党首は19日夜、こう語り、第4次メルケル政権樹立に向けた交渉から離脱する考えを表明。リンドナー氏は「CDU・CSUとは相違を乗り越えられることが分かった」と緑の党との対立が判断の要因であることを示唆した。

 戦後、独国政でこの3会派による政権は前例がない。9月の連邦議会総選挙後、大敗した国政第2党の中道左派・社会民主党のシュルツ党首が「(第3次メルケル政権の)大連立は有権者に拒絶された」と政権への参加を拒否。メルケル氏が過半数の政権を作るには事実上3会派連立以外の選択肢はなくなっていた。

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