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論プラス

座間事件 深層に若者の孤独=論説委員・野沢和弘

 神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件は多くの謎に包まれている。犠牲者のうち4人は女子高生ら未成年だ。なぜ少女たちは会員制交流サイト(SNS)に「死にたい」と書き込み、男のアパートを訪れたのか。事件の猟奇性だけでなく、深層に「居場所」がない若い世代の孤独や不安が漂っていることを直視しなければならない。

 ツイッターなどのSNSには若者たちの悩みや自殺願望の書き込みがあふれている。「死にたい」と打ち込むと、一緒に死ぬことをほのめかしたり、自殺の援助を申し出たりする書き込みが殺到する。巧妙な言葉で風俗で働くことを誘う書き込みも多い。

 家族や先生、友だちとの関係がうまくいかず、家庭や学校になじめない若者たちは多い。そうした若者たちの「心のよりどころ」になっているのがSNSだ。その匿名性によって心理的な垣根が低くなり、本音や悩みを打ち明けられるといい、意気投合すると実際に会うことも珍しくない。

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