- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

温水洋一が、ノーベル文学賞作家ハロルド・ピンターの代表作「管理人」で2年ぶりの舞台に挑む。演出の森新太郎とは初顔合わせ。「出ずっぱりで予想通り稽古(けいこ)の量はハンパじゃないですが、本番ではやっている役者も楽しみたい」と意気込む。徐賀世子の新訳。
1960年初演。舞台はロンドン。レストランを首になった宿無し老人デーヴィス(温水)は、アストン(忍成修吾)とミック(溝端淳平)兄弟のガラクタであふれた家に来るが、兄弟それぞれから家の“管理人”にならないかと提案される。
デーヴィス役は森からの名指し。「映像ではホームレス役を演じたことがありますが、舞台では初めて。ガラの悪い言葉も使いますし、新しいことをちょっとやってみようかなと思いました」と温水。「不条理劇といわれますが、管理人としてここに住みたいおやじがいて、なんとかここに居続けられないかというのがずっと流れている。大きな事件があるわけじゃないし、そんな変わった芝居をやっているとは思わなくなりました」
この記事は有料記事です。
残り229文字(全文660文字)