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号外東証、一時1000円超安 新型コロナ拡大懸念で
論点

「ものづくり」に異変?

久保利英明氏

 神戸製鋼所のデータ改ざん問題や、日産自動車とSUBARU(スバル)の無資格検査問題など、日本の製造業大手で不正が相次いで発覚した。組織ぐるみとも言える不正が長年、横行していた実態が明るみに出て、信用が失墜している。高い品質で世界から評価されてきた日本の「ものづくり」に何が起きているのか。

 神戸製鋼所や日産自動車などの製造業大手で不正が相次いで明るみに出た背景には、(1)生産現場での前例踏襲という旧弊(2)業界の横並び体質(3)行政当局に対する企業の甘え--が透けて見える。問題となった企業の生産現場は長年にわたり、前例となっていた対処法を踏襲することで、不正をたれ流してきた。そこに、「他社もやっているので問題はないだろう」という業界内の横並び意識が働いたとみられる。

 行政当局の対応の変化も大きい。以前なら、行政が産業を育成するという観点から、「多少の問題は目をつぶってもらえるだろう」という甘えが企業側にあった。今は行政も国民の目を意識し、厳しく摘発するようになっている。社会が変化しているのに、前例踏襲や横並びを続け、消費者や株主、従業員が満足するような経営を怠ってきたのが最大の問題だ。

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