連載

ストーリー

記者が現場を歩き、見て、聞いて、感じながら、ニュースの深層、話題の人々の内面に迫る長編ルポ。

連載一覧

ストーリー

治療23年、歯科医の信念(その2) どの患者も遠ざけず

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
自らのクリニックで治療する鈴木治仁さん=東京都品川区で2017年11月8日、小川昌宏撮影
自らのクリニックで治療する鈴木治仁さん=東京都品川区で2017年11月8日、小川昌宏撮影

 

 ◆HIV陽性者と向き合う歯科医

決断、妻が後押し

 東京都品川区にある「鈴木歯科クリニック」院長の歯科医師、鈴木治仁(はるひと)さん(60)が初めてエイズ患者を受け入れたのは開業から1年後、1994年6月のことだ。きっかけは開業前、妻で薬剤師の千春さん(55)が仕事先で知り合った生島嗣(ゆずる)さん(59)から持ちかけられた依頼だった。

 「ご主人が開業するなら、エイズの患者さんを診てくれないかな」

この記事は有料記事です。

残り4558文字(全文4759文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集