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今週の本棚・新刊

『江戸の瓦版』=森田健司・著

 (洋泉社歴史新書y・1080円)

 副題は「庶民を熱狂させたメディアの正体」。時代劇ファンならだれでも、瓦版を知っているだろう。だが実像はあまり知られていない。たとえばテレビと違い、売り子(読売(よみうり)という)が顔をさらすことはなかったという。非合法だったからだ。だが幕府の事実上の黙認を得て、事件や政治、娯楽や自然災害などさまざまなニュースを、時に驚異的な早さと正確さで伝えた。

 だれが、どうやって情報を収集したのか。どんなテーマが人気だったのか。いつまで続いたのか。社会思想史…

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