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藤原帰一の映画愛

希望のかなた 難民に温かい目線 仏頂面の優しい人々

 難民がテーマだし、題名だって希望とは反対を向いているみたいなので気が重くなるところですが、いえいえ、これが温かい映画。ちょっと意外ですね。

 二つのお話が並行して進められます。一つは、シリア難民、カーリドの物語。貨物船に積まれた石炭の中に隠れて、たどり着いたのはヘルシンキの港。真っ黒くなった身体を洗い流し、警察に出頭して難民を申請しますが、アレッポは戦闘地域ではないという奇怪な理由によって申請を却下されてしまいます。

 もう一つは、初老のセールスマン、ヴィクストロムのお話です。映画の冒頭、お酒を飲み続ける女性に鍵と指輪を渡して部屋を出て行く。どうも奥さんと別れて家を出たらしいんですが、転職を考えているんでしょうか、商品のワイシャツをすべて売り払い、レストランの出物を探します。

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