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岸和田市長選

現金提供から5日後に推薦…自民支部が決定

記者会見をする信貴芳則岸和田市長=大阪府岸和田市で2017年11月27日午後1時32分、大西岳彦撮影

 大阪府岸和田市の信貴(しぎ)芳則市長(56)が2013年の前回市長選で自民党の推薦を得るために党支持者に200万円を渡したとされる問題で、提供から5日後に信貴氏への推薦が地元の同党岸和田支部で組織決定されていたことが28日、党関係者への取材で分かった。当時の同支部長の元市議も立候補予定だったが、信貴氏に一本化された。

     この支持者は現同支部組織部長で建設会社役員の日田孝志氏で、岸和田市を含む同党大阪府第18選挙区支部長の神谷昇氏(現衆院議員)に現金を渡したと証言。同年10月4日と30日、信貴氏から預かった100万円ずつを神谷氏に渡したと主張している。

     2回目の現金提供となった30日から5日後の11月4日、信貴氏への推薦が同支部内でまとまった。これを受け、党府連は1週間後の11日に推薦を出している。

     市長選告示が6日後に迫る中での推薦決定だったが、信貴氏は維新系候補を破って初当選した。

     立候補を断念した元市議は「府連に候補者を一本化してくれと言われた。体調も悪いこともあって断念した」と取材に答えた。

     ある市議は「(断念した元市議は)『市長選に出ます』とあいさつに来て、選挙事務所まで用意していた。支部長だったのに、降ろされてしまったのだろう」と話した。【井川加菜美、藤顕一郎】

    日田氏側から授受持ち掛け

     市長選を巡る現金の授受は、日田孝志氏側から信貴芳則・岸和田市長に持ち掛けられた。日田氏から「(神谷氏に現金を)渡すのだったら、(自分が)行くで」と持ちかけたという。信貴市長も「スムーズに推薦を得るために必要だった」と話している。

     ただ、金額については双方の主張は食い違う。

     日田氏は「代議士に渡す金には相場がある。私も信貴氏も政治家の秘書を経験しているから、金額などは暗黙の了解だった」と取材に答えた。

     一方、信貴市長は「推薦を金で買えるかは分からないが、政党にはそういうことがあると思った」と証言。「(日田氏に)『100万円、100万円』と言われて計200万円を渡した」と話した。【道下寛子】

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