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SUNDAY LIBRARY

武田 砂鉄・評『黙殺』畠山理仁・著

◆『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』畠山理仁(みちよし)・著(集英社/税別1600円)

 選挙公約を問われた立候補者が、「自転車に2(ツー)ロックを義務付けて、盗難防止をしたい」と訴える。その突飛(とっぴ)な公約を、私たちは鼻で笑う。どんな選挙にも、受かるはずのない候補者が複数存在し、彼らを一緒くたにして「泡沫(ほうまつ)候補」と片す。泡のように消えてしまう存在だから、取り扱う必要なし、と退けるのだ。

 20年間も泡沫候補を追いかけた著者は、実感に基づいて「無頼系独立候補」と呼ぶ。世の空気を読み取り、メディアの過熱報道を巻き起こすことしか考えなかった新党は、「花粉症ゼロ」などと思いつきの公約を並べた。早速、霧散しつつある現在、“彼女”のほうが泡沫ではないか。

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