メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『珈琲(コーヒー)の世界史』旦部幸博・著

◆『珈琲(コーヒー)の世界史』旦部幸博・著(講談社現代新書/税別800円)

 「生豆を乾煎(からい)りに」してから細かく砕き「その中の成分をお湯(または水)に溶かし出し」た飲みもの、つまりコーヒーが広く深く愛飲された風景は、昔々の中東にあった。手回し式の焙煎機やミルなどの道具も考案され、コーヒー専門店がオープンする。ヨーロッパでも飲まれるようになるのは、その後。

 みんなで飲む場として、紅茶が広まる前のイギリスではコーヒーハウスが流行(はや)り、フランスではカフェがどんどんできて、今に至るまで街の必需品となっている。なぜかドイツでは女たちの宅飲みというスタイルが流行ったらしい。独立直前のアメリカでは、イギリスへの反発も含み、消費量が増えていく。ひいては、この、高く売れる嗜好(しこう)品を栽培するための土地がぐーんと広がり、そこで数多(あまた)の人が働くこと…

この記事は有料記事です。

残り567文字(全文948文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 腹の虫がおさまらない?マメガムシ食べられてもカエルの尻から脱出 神戸大

  2. 療養ホテル確保数「ゼロ」の沖縄に不快感 菅氏「何回となく促した」

  3. 日本、33%で平均大きく上回る 新型コロナ重症化リスク 世界で17億人

  4. ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」

  5. 療養ホテル、沖縄は1カ月半「ゼロ」 菅氏が批判、知事は「予想より早く感染者増えた」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです