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ザ・ストライプス 気迫も技術も最長不倒だ

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 最近よく、「人生の先が見える」という言葉について考える。そこには良くも悪くも諦めの概念が含まれていて、たとえば自分がかつて抱いていたミュージシャンになる夢が、どう転んだって夢でしかなかったこと、要は才能や可能性は決して万人に平等ではないことを、現実として受容するというような意味合いもあると思う。

 だがしかし、その夢がもしかなっていたら、人生はどう違っていたのだろう。そんな人がとても羨ましい半面、ちょっと怖いような気もしないでもない。いいや、違う。やっぱり羨ましくて仕方がない。

 “恐るべき子供たち”としての鮮烈デビューから早4年、アイルランドの新鋭ザ・ストライプスが、新作「スピッティング・イメージ」を携え全国5都市を回る来日公演を開催した。年間を通じて多数のアーティストが来日するが、ここまで丁寧に地方をツアーする例は少ない。しかもこの若さ(まだ平均年齢21歳)でとなると、なおさらだ。人気があるから可能なこととはいえ、自分たちはライブバンドであるという、彼らの強い自負と気…

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