演劇

「管理人」 リアルな息づかい=評・濱田元子

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 人間とはかくもおかしく、かくも悲しい存在なのか。ハロルド・ピンターの一筋縄ではいかない戯曲に挑んだ演出の森新太郎が、“不条理劇”という固定概念に清新な息吹を注ぐ。緊張感あふれるやりとりの中、リアルな息づかいでそれぞれ思惑を抱えた3人の男たちを濃密に描き出す。温水洋一が快演。徐賀世子の新訳。

 宿無しの老人デーヴィス(温水洋一)がアストン(忍成修吾)に連れて来られたのは、ロンドン西部のがらくただらけの一室。デーヴィスの前に、がらくたを集めるアストンと、リフォーマーと称するその弟ミック(溝端…

この記事は有料記事です。

残り369文字(全文615文字)

あわせて読みたい

注目の特集