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武田家滅亡 最後の激戦(伊那市) 高遠城落城の悲話 /長野

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鮮やかに咲き誇る高遠城址公園の桜=伊那市で
鮮やかに咲き誇る高遠城址公園の桜=伊那市で

 高遠城址(じょうし)公園(伊那市高遠町)には約1500本のコヒガンザクラが植えられ、毎年春に鮮やかに咲き誇る。高遠の桜は紅の色がひときわ濃い。戦国時代、織田軍に攻められ、戦いで散った城兵たちの血が地面に染みたからだと伝えられている。

     ◇

 1582年、甲斐・信濃などを支配下に収めていた武田家は、織田信長、徳川家康らに侵攻されようとしていた。信玄の死から9年。武田家は四男・勝頼が継いだが、長篠の戦い(75年)で多くの重臣を失い、風前のともしびだった。

 武田討伐に乗り出した信長は、嫡子信忠を先陣とし、約5万人の大軍で下伊那を北進させた。高遠城は武田軍にとって甲斐・信濃防衛の要で、信玄の五男・仁科盛信が城主として徹底抗戦した。

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