えり

大被害 来月5日に氷魚解禁延期 台風ダメ押し 懸命の修復 /滋賀

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台風で傾いたり水没したりの被害を受けたえりの支柱=滋賀県野洲市沖で、塚原和俊撮影
台風で傾いたり水没したりの被害を受けたえりの支柱=滋賀県野洲市沖で、塚原和俊撮影

 琵琶湖の伝統漁法の定置網「えり」の多くが10月の台風21号による風で大被害を受けていることが分かった。修復に時間がかかり、県漁連は12月1日の氷魚(ひうお)(アユの子魚)漁解禁を5日に延期したが、操業可能な登録えりは68統中46統と3分の2程度の見通しだ。望月幸三・県漁連会長は「壊滅的だ。約50年の漁師人生で初めてだ。さらに今年は天然アユの産卵状況も悪かった」と述べ、昨年の大不漁に続き、今季の氷魚漁にも懸念を示した。

 えりは湖岸近くから沖合にかけて設置した大掛かりな定置網で、魚の習性を利用して誘い込んで取る。望月会長の話では、湖底から伸びる強化プラスチック製のえりの支柱が折れたり曲がったり傾いたりして「ぐちゃぐちゃになった」。堅田漁協の今井政治副組合長のえりも湖底から杭(くい)が抜けて修復中で、ダイバーを2回入れたといい、「これだけの被害は経験がない」と話した。

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