- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

神奈川県動物保護センター(同県平塚市)の建て替えを巡り、黒岩祐治知事は29日の県議会で、財源に充てる県費が16億円になるとの見込みを示した。「犬猫を殺処分する施設から動物愛護拠点への転換」を掲げた黒岩知事肝いりの計画で、当初は工費を全額寄付で賄う方針だったが集まらず、寄付による建設を断念。県議会では、財源の見通しの甘さを指摘する声が上がっていた。
県は2014年度に犬猫の「殺処分ゼロ」を達成したのを機に、老朽化した動物保護センターの建て替えを計画。ガス処分室や焼却施設を設置せず、保護された犬猫を新しい飼い主に譲渡するなど「生かすための施設」を目指している。財源は「多くの人と思いを共有し、動物愛護の輪を広げたい」との理由で、本館工費11億円(当初見込み)を全額寄付で賄うことにした。
この記事は有料記事です。
残り388文字(全文733文字)