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こども食堂の現場から/1 ありのままでいられる /鳥取

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ボランティアの大学生(奥)と一緒に食卓を囲む子どもら=鳥取市で、小野まなみ撮影
ボランティアの大学生(奥)と一緒に食卓を囲む子どもら=鳥取市で、小野まなみ撮影

 鳥取市幸町の市中央人権福祉センターの2階から、にぎやかな声が響いてきた。「これ何だろう? キュウリ?」「キュウリはこんな味じゃないよ」。制服姿の高校生と中学生の女子生徒が、この日のメニューのオムレツに使われていたズッキーニをスプーンに乗せ、笑顔でやりとりをしていた。

 毎週火曜の夜に開く「とっとり こども食堂」。小学生から高校生までを中心に毎回15人前後が訪れ、無料で提供される食事を味わう。この日はほかに、キュウリとモヤシのナムルやスイカなど、地域の農家らが寄付した野菜をたっぷり使った献立が並んだ。

 2014年1月、「子どもの貧困対策法」が施行された。生育環境によって子どもの将来が左右されないよう、環境整備や教育の機会均等を図るのが趣旨だ。同法に基づいて県も15年3月、5カ年の取り組みの指針「県子どもの貧困対策推進計画」を策定した。子どもたちが夢と希望を持って成長し、貧困の連鎖を断ち切るための具体策として始まったのが、こども食堂だ。

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