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長崎県対馬市の戦争遺構 「国境の島」色濃く映す /福岡

上見坂堡塁の砲座跡を案内する小松さん

 長崎県対馬市厳原(いづはら)町の中心部から車で15分。うっそうと茂る木々の中に、巨大なコンクリートの建造物がある。1902年に旧日本軍が建造した砲台「上見坂(かみみざか)堡塁(ほうるい)」だ。対馬は19世紀末~20世紀前半、日本列島防衛の要衝となり、島内各地に砲台が築かれた。

 堡塁は日露戦争(1904~05年)を前に、ロシア兵の上陸に備えて構築され、眼下に見下ろす平野部に向け、4門の9センチ砲が設置された。現在、一帯は複雑な入り江が美しい浅茅(あそう)湾を見下ろす上見坂公園として整備されているが、その敷地内にコンクリート製の砲座やツタが絡みついた兵舎跡が残る。「対馬観光ガイドの会やんこも」の遺構ガイド、小松津代志さん(69)は「保存状態が良く、対馬が軍事的要衝だったことがよく分かる」と語る。

 19世紀末、朝鮮半島での権益を巡って日本と清、ロシアは対立を深めた。半島を目と鼻の先に臨む「国境の島」の対馬には1886年、旧日本陸軍の対馬警備隊が配備された。第二次世界大戦の終結まで各地に砲台が作られ、現在も31の砲台跡が残る。小松さんによると、中には悪路を1時間以上歩かないとたどり着けない遺構もあるが、上見坂堡塁や美津島町の姫神山砲台などは、比較的アクセスしやすい。

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