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布施広の地球議

イスラムと不寛容

 「門前の小僧」ふうに言うとアラビア語の単語は基本的に三つの子音から成り、実に多様に変化する。つる草が絡み合って広がるような趣で、アラベスクとはよく言ったものだ。

 帝政ロシアの時代、英語で言うとk、f、rを含むアラビア単語を追放する動きがあった。「ロシア人の専門官や東洋学者」が中心になってイスラム教徒の言葉狩りをしたらしい。

 なぜkfrか。ロシア側はこう考えた。アラビア語で不信心者などをカーフィルと言い、そのように宣告することをタクフィールと言うように、三つの子音は宗教上芳しからぬ言葉に使われる傾向がある。だから自分たちがイスラム教徒から侮辱されないためには、その種の単語を検閲して一掃すればいい、と。

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