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日馬富士暴行

「白鵬の説諭が発端」相撲協会が中間報告

日本相撲協会の理事会後、記者会見の冒頭で頭を下げる八角理事長(左から2人目)ら=東京・両国国技館で2017年11月30日午後5時33分、竹内紀臣撮影

 日本相撲協会は30日、定例理事会を開き、10月の秋巡業中に元横綱・日馬富士(33)=29日に引退=が貴ノ岩関(27)=貴乃花部屋=に暴行した問題を調査した危機管理委員会(高野利雄委員長)の中間報告を公表した。それによると、暴行に至ったのは同席した横綱・白鵬関(32)=宮城野部屋=が貴ノ岩関に説諭したことが発端。高野氏は「相当程度、解明は進んだ」と述べた。

 中間報告によると、元日馬富士が暴行した10月25日夜の食事会は鳥取市内で、鳥取城北高校の関係者が貴ノ岩関ら卒業力士を激励するために開いた。まず1次会の終わりに白鵬関が9月に東京都内の飲食店で貴ノ岩関が粗暴な言動をしたことを説諭した。

 その場は元日馬富士がかばったが、2次会で白鵬関が「高校の恩を忘れないように」と説諭したとき、貴ノ岩関がスマートフォンをいじっていたことに元日馬富士が腹を立てた。謝罪させようと平手で貴ノ岩関の顔面を殴ると、にらみ返したため、カラオケのリモコンで頭を数回殴った。白鵬関が止めに入ったが、貴ノ岩関は頭部を医療用ホチキスで縫うけがをした。

 高野氏は貴ノ岩関の師匠の貴乃花親方(元横綱)が12月上旬にも元日馬富士を書類送検するとみられる鳥取県警の捜査終了を待って調査に協力する意向を示したことを明らかにした。巡業部長を務める貴乃花親方は12月3日からの冬巡業に帯同せず、春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が代理することになった。

 日本相撲協会は12月20日に臨時理事会を開いて最終報告を受け、処分に該当するかを判断する。先だって開かれる横綱審議委員会でも、最終報告を伝える。

 また、理事会では八角理事長(元横綱・北勝海)が白鵬関と師匠の宮城野親方(元前頭・竹葉山)を厳重注意した。26日の九州場所千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び、この土俵に上げてあげたいなと思います」と語り、観客に万歳三唱を促したほか、取組で敗れた際に立ち合い不成立をアピールしたことが「横綱としての品位を損なう」と判断された。【倉沢仁志】

危機管理委員会が中間報告した経緯(骨子)◇

・白鵬関が1次会で貴ノ岩関に以前の粗暴な言動を説諭。元日馬富士がかばう。

・白鵬関が2次会で貴ノ岩関を説諭。「彼女からのメール」とスマートフォンをいじる貴ノ岩関に腹を立てた元日馬富士が謝罪させようと平手で顔面を殴打。

・貴ノ岩関はにらみ返して謝罪せず。元日馬富士は平手で数回殴打し、さらにカラオケのリモコンで頭を数回殴打。

・元日馬富士はこの間、シャンパンのボトルを振り上げたが、手から滑った。白鵬関が止めて暴行は止まった。

優勝後の言動で、白鵬に厳重注意

 理事会では八角理事長(元横綱・北勝海)が白鵬関と師匠の宮城野親方(元前頭・竹葉山)を厳重注意した。九州場所千秋楽の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び、この土俵に上げてあげたいなと思います」と語り、観客に万歳三唱を促すなど「横綱としての品位を損なう」と判断された。【倉沢仁志】

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