ヘルメットと防具を着けしゃがみ込んだ作業員がくわを使い、慎重に土をかく。コロンビア南部メセタスの密林にある地雷原で、英国の非政府組織(NGO)「ヘイロー・トラスト」のメンバー約20人が地雷除去に取り組んでいた。
一帯はかつて、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)の支配地域だった。金属探知機で反応があった場所の周辺を深さ約30センチまで掘り、地雷の有無を確認する。木が生い茂っているため、大型の地雷除去機が使えず、手作業しかない。
「FARCメンバーが生活していたので、空き缶なども埋まっている。でも、探知機が反応するたびに地雷ではないかと疑って掘るしかなく、肉体的にも精神的にもしんどい」。NGOの現地メンバーのジョーン・ルイスさん(32)が語る。
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