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「望まない不妊手術を受けた人がたくさんいたはず。裁判をきっかけに実態解明が進んでほしい」--。旧優生保護法(1948~96年)の下で「優生手術」と呼ばれた不妊手術を強いられた宮城県の60代女性が来年1月にも、国家賠償請求訴訟を仙台地裁に起こす。女性の家族は、県の記録に食い違いがあることなどから不妊手術の理由とされた「遺伝性精神薄弱」との診断にも首をかしげる。意思をうまく伝えられない女性に代わり、家族が裁判の意義を訴えた。【遠藤大志】
「おなかがいつも痛くて痛くて仕方なかった」。女性は10代で卵管を糸で縛る不妊手術を受けた後、痛みに悩まされ続けた。20代後半で卵巣嚢腫(のうしゅ)と診断され、右卵巣を摘出。不妊手術を理由に地元の男性との縁談も破棄された。失意を表すかのように生々しい手術の痕が今も腹部に残っている。
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