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愛媛県立4病院

超過勤務、勤務医の8割

勤務医の長時間労働が判明した愛媛県立中央病院=松山市春日町で2017年5月、花澤葵撮影

 愛媛県立の病院で、2016年度の1年間に計1777時間の時間外労働をした勤務医がいたことが2日、毎日新聞の情報公開請求で分かった。県立4病院の勤務医計269人のうち、約8割の210人が、労使で取り決めた上限(年360時間)を超える時間外労働をし、1割超の36人は「過労死ライン(月80時間)超」が常態化しているといえる年1000時間を超えていた。勤務医の長時間労働を巡っては、香川県立の病院の医師が16年度に年2258時間の残業をしていたことが判明しており、改めて過酷な医療現場の実態が浮き彫りとなった。

 情報公開請求に対し、愛媛県が、中央(松山市)▽今治(今治市)▽南宇和(愛南町)▽新居浜(新居浜市)--の県立4病院で働く勤務医の時間外労働の状況が分かる文書を開示した。

 4病院は労使協定(36協定)で、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働を認めている。時間外の上限は「月45時間、年360時間」とされており、緊急手術が重なるなどの特別な場合のみ「月90時間を6回を限度に」可能としている。

 しかし、開示された文書によると、4病院の勤務医210人(78%)が年360時間を超過。36人(13%)が1000時間を、5人(2%)が1500時間を超えていた。

 最長は県立中央病院に勤める心臓血管外科の男性医師で1777時間。毎月123~160時間の時間外労働をしていた。心臓血管外科の医師は定員(8人)以下の6人で、同病院総務医事課は「心臓血管外科医は手術時間が長く救急対応が多い。きめ細かい術後管理も必要で、頻繁に患者の様子を見るために時間がいる」としている。

 厚生労働省などは過労死の判断基準について、時間外労働が1カ月に約100時間、または2~6カ月間の月平均が約80時間としている。【花澤葵】

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