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バングラデシュ

ロヒンギャ難民の水汚染深刻

ロヒンギャ難民のキャンプに設置されたトイレの小屋(奥)とすぐ脇に掘られた井戸=難民を助ける会提供

 ミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の難民が流入したバングラデシュで、難民キャンプの井戸水の汚染が深刻さを増している。共用トイレが井戸に隣接しているのが原因で、世界保健機関(WHO)は、キャンプで飲料用などに使われる水の62%が大腸菌に汚染されていると警告。難民の増加に対応した衛生状態の改善が課題となっている。

     現地で支援活動する認定NPO法人(非営利組織)「難民を助ける会」は先月27日、東京都内で報告会を開いた。バングラ内5カ所の難民キャンプに滞在した古川千晶さん(39)によると、共用トイレの便槽は深さ30センチ程度しかなく、大小便が周囲の地中や地表にあふれ出した状態だという。

     支援のガイドラインでは井戸とトイレは30メートル離すとしているが、キャンプの敷地が狭く、トイレのすぐ脇に井戸が掘られているため、難民は汚染された水を飲用や水浴びに使っているという。

     国連によると、難民キャンプでは約3万6000人が下痢にかかり、10人が死亡。患者のうち42%が5歳以下だった。助ける会は現地のNGOと協力して、便槽の深いトイレを24カ所新設する計画だ。【久野華代】

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