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「万葉古道」を尋ねて

万葉の時代の暮らしを支えた「古道」。わずかな手掛かりを頼りにいにしえの道を尋ねます。

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交流・別れ・流浪/11 防人が来た道/11 川が氾濫、蛇行した横大路 /奈良

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暴れ川だった曽我川は川底が高くなり、横大路は曲がっている=奈良県橿原市で、栗栖健撮影
暴れ川だった曽我川は川底が高くなり、横大路は曲がっている=奈良県橿原市で、栗栖健撮影

 古代、国が計画した道路は意外なほど広く直線だった。工事の負担は大きいが、地方との連絡、外国使節に国力を示すなど、中央集権国家の維持が目的とみられる。

 横大路は現在の道は狭くなったが、地図でも直線状を保っていることが分かる。それでも、沿道の橿原市八木町2でゲストハウス「笑顔」を経営し、横大路を桜井までよくランニングするという末田泰介さん(32)、まみさん(32)夫妻は「くねくねしていて面白い」と言う。確かに自転車で走ってみると、小さな蛇行がある。大きく曲がっている箇所は川の近くであることが多い。

 道を川の増水から守るのは、昔から大きな負担だった。大河川の河口では海路を選ぶことさえあった。

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