連載

わたしの居場所

「居場所」を見つけた人、これから作り出す人、発展させる人を紹介します。

連載一覧

わたしの居場所

こども食堂の現場から/4 「しんどい」声受け止める /鳥取

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「誰もがほっとできる地域食堂にしたい」との思いで、「くるみ食堂」や「みかん食堂」を開いた川口映子さん=鳥取市西品治で、小野まなみ撮影
「誰もがほっとできる地域食堂にしたい」との思いで、「くるみ食堂」や「みかん食堂」を開いた川口映子さん=鳥取市西品治で、小野まなみ撮影

 鳥取市西品治にある集合住宅の一角。助産師の川口映子さん(54)が代表を務める母子サポート施設「産後ケア やわらかい風」は毎月第4木曜日の夕方、「くるみ食堂」に早変わりする。昨年12月から始めた取り組みで、室内では、はしゃぎ回る子どもを見守るように母親たちが穏やかな笑みを浮かべていた。

 この夏にくるみ食堂を初めて利用した田中夏希さん(31)は、「久しぶりにゆっくりご飯を食べられた」と、安堵(あんど)の表情を浮かべていた。この日は、オクラやモロヘイヤが乗った丼に鮎(あゆ)やレンコンの揚げ物、かぼちゃサラダなど色とりどりで栄養に気を配った献立が並んだ。

 春に生まれた長女にご飯を食べさせながら自身もせわしなく食事を済ます毎日で、3歳の長男を連れての外食も難しい。だが、くるみ食堂は小さな子ども連れでも気兼ねなく過ごせるよう託児サービスを備え、保育士資格のあるスタッフも常駐する。田中さんは「ここなら目の届く範囲で子どもを見ていてもらえるので安心。悩みも聴いてもらえる」と話す。

この記事は有料記事です。

残り568文字(全文1007文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集