英とEU

交渉正念場 首脳協議へ 「手切れ金」など焦点

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 【ブリュッセル八田浩輔】英国のメイ首相は4日、ブリュッセルを訪れ、欧州連合(EU)離脱に向けてEUのユンケル欧州委員長やバルニエ首席交渉官と会談した。メイ氏はEUが支払いを求める「手切れ金」などを巡る新たな提案で基本合意につなげ、年内の貿易協議入り決定に道筋をつけられるか交渉前半の正念場となる。

 双方は今回の会談に向けて、手切れ金のほか、EU加盟27カ国から英国に移住している300万人の「EU市民」の権利保障、加盟国アイルランドとの間で生じる国境管理について週末も事務レベルの交渉を続けてきた。

 今年6月に始まった交渉で、英国は離脱後の経済の混乱を避ける移行措置や自由貿易協定(FTA)の話し合いに早期に入ることを求めていた。しかしEUは英国が離脱前に拠出を約束したEU予算分担金などの手切れ金で「十分な進展」がない限り認めない姿勢を示していた。EUは今月14、15日の首脳会議で貿易協議入りの是非を27加盟国で政治決定する。前回10月のEU首脳会議では手切れ金などを巡る英側の譲歩が不十分だと…

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