フジテレビ系「実録!金の事件簿3」美術デザイナー 宮川卓也さん 説得力ありつつ、くだけたセット
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
お金にまつわる悪を徹底追及するフジテレビ系の特別番組「実録!金の事件簿3~こんな奴らは許さない!~」(8日午後9時)のスタジオのデザインを担当した。出演者の後ろには、奥へと延びる通路があり、窓の外には西洋庭園のような景色が広がる。奥に進むほど狭まっていく通路は、距離にして「2~3メートルほど」というが、はるかに奥行きがあるように見える。そのセットが、テレビ画面をのびやかな印象にする。
番組は今年3、7月にも放送。政務活動費で“旅行”のような海外視察をする議員らを追い、スタジオで坂上忍らが笑いを交えつつ問題点を指摘した。初回から使っているセットは「報道が取材した内容をバラエティーのテイストで紹介する。説得力がありつつ、くだけたデザインにしたかった」。本や美術品が並ぶ一方、ひらひらと舞うお札が映るモニターも据えるなど、相反するコンセプトを両立させることに心を砕いた。
この記事は有料記事です。
残り378文字(全文765文字)