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弱視者

モザイク模様、点字ブロック 誰のため? 新潟

点字ブロックと普通の床面がモザイク模様のように入り組んでいる万代シテイバスセンター=新潟市で2017年11月(新潟県視覚障害者福祉協会提供)

 新潟市中心部にある「万代(ばんだい)シテイバスセンタービル」1階の一部が、点字ブロックと床面のタイルを区別せずに黄色と白色のモザイク模様のようにデザインされ、ツイッター上で問題視する意見が相次いでいる。視覚障害者の7割を占める弱視者はブロックだけでなく色も歩行の助けにしているからだ。専門家は「誰のため、何のための点字ブロックなのか再確認してほしい」と訴える。

 ビルはJR新潟駅(新潟市中央区)の北西約700メートルにある。中心部と郊外を結ぶ1日約650便(平日)のバスが発着し、飲食店なども入る8階建ての複合商業施設だ。

 床面がモザイク模様のようになっているのは、バスの乗降口や飲食店に面する約180平方メートルのエリア。2列の点字ブロックが敷かれているが、床全体のデザインを優先し、ブロック部分も黄と白が混在している。

 ビルを所有する新潟交通によると、点字ブロックは1984年から順次敷設された。担当者は「点字ブロックと床面を同化させることで、デザイン性を確保しようとした」と説明。2020年に予定しているビルの耐震化工事に合わせ、デザインを変更できるか考えるとしている。

 弱視者は全国で約24万人いるとされる。点字ブロックに詳しい成蹊大の大倉元宏教授(人間工学)は「視覚障害者といえば全員が全盲、という考えに基づく敷設だ」と指摘。新潟県視覚障害者福祉協会の松永秀夫理事長(74)は「弱視者が歩行しづらいのは間違いない。改善を促す要望書の提出などを検討したい」と話している。

 点字ブロックの色を規定する法律や制度はない。黄色が見えやすいとされるが、グレーや茶色などのブロックも各地に広がっており、視覚障害者団体からは「黄色にしてほしい」との声が上がっている。【高橋祐貴】

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