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クロマグロ 2年連続で幼魚漁獲枠超過が必至

北海道函館市での大型定置網漁。ブリが大漁の時にはクロマグロの小型魚も混獲される=2016年10月、南かやべ漁協提供

 太平洋クロマグロの幼魚が国際取り決めの漁獲枠を超えて大量に獲(と)られている。特にブリ、サケなどを狙う沿岸定置網に幼魚がかかる、いわゆる混獲が増えており「こんなことは今までなかった」という関係者からは「資源量は戻っているのでは」とのささやきも聞こえる。最近のクロマグロ事情を探ってみた。

 クロマグロは「本まぐろ」と呼ばれる高級魚である。新春恒例の初競りでは毎年のように高値取引され、今年も東京・築地市場では青森・大間産が1本(212キロ)7420万円で競り落ち話題になった。史上最高値は2013年の1億5540万円(222キロ)。脂が乗り、口中でとろけるような「大トロ」がとれる代表格となれば“ご祝儀相場”とは言え、それだけの値打ちがあるようだ。

 クロマグロの生息域は日本近海や太平洋北部。1~2歳の小型魚になると、一部は日本近海から北中米沿岸まで回遊する。3歳で体長1メートル、体重30キロを超え、5歳で成熟し、この頃には1.5メートル超、100キロ近くになる。国内で獲れるマグロ類の最大種であり、更に成長し、3メートル超、400キロを超えるものもある。ちなみに30キロ未満の幼魚がメジマグロと呼ばれる。

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