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7年目の被災地

35人の思い 失われつつあるふるさと、子ども世代に伝えたい 大槌で10日上映会 /岩手

「東北の新月」の監督、リンダ・オオハマさん(左)と佐々木賀奈子さん=大槌町大槌で

 東日本大震災で失われつつある「ふるさと」を子ども世代に伝えようと制作された映画の上映会が10日、大槌町のシーサイドタウンマストで開かれる。【中尾卓英】

 午後1時半から上映されるドキュメンタリー映画「東北の新月」の登場人物の一人は、大槌町大槌の佐々木賀奈子さん(54)。あの日、海から約2・5キロで営んでいたしんきゅう院で強い揺れに見舞われた。昭和三陸地震津波(1933年3月3日)を経験した祖父母から、桃の節句に繰り返し聞いた教え「てんでばらばらに高いところへ逃げるしかない」を思い起こした。患者を高台に逃し近所の人の手を引こうとした途端、波にのまれた。地面を蹴って浮かび上がったが、流されていく何人もの人を見送るしかなかった。

 作品では、佐々木さんと運送業の夫和久さん(54)ら家族が被災体験やその後の暮らしを語る。ラスト近く。長女の太田未彩希(みさき)さん(29)が祖父母から伝承された郷土芸能「金澤神楽鶏子舞(とりこまい)」を子どもたちと踊る。紅の衣の軽快な舞いが、復興まちづくりが進むまちを彩る。

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