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社説

平昌五輪から露選手団除外 厳罰を重大に受け止めよ

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 国際オリンピック委員会(IOC)はドーピングの組織的な不正があったとして、ロシア・オリンピック委員会の資格を停止し、来年2月の平昌冬季五輪から同国選手団を除外することを決めた。

     昨年のリオデジャネイロ五輪に際してIOCは、ロシアの組織的不正を認定しなかった。出場資格を各競技団体の決定に委ねて、「弱腰」との批判を受けた。今回、IOCがスポーツの公平性を守るべく厳しい姿勢を示したのは当然だ。

     ロシアは2014年のソチ五輪で、金13個を含む33個のメダルを獲得した。金メダル数も総数も国・地域別でトップだった。

     しかし同年12月にロシア陸上界の組織的なドーピング疑惑が報道されると、昨年7月には世界反ドーピング機関は国ぐるみの不正と認定し、リオ五輪・パラリンピックからのロシア選手の全面排除を勧告した。

     ロシアは一貫して不正を否定してきたが、IOCはソチ五輪に関しても検体の再検査など科学的な証拠を積み上げた。

     IOCが組織的不正があったと認定した事実は重く、公正な競争を阻むドーピングは絶対に許さないという強いメッセージになるだろう。

     ロシアは組織的ドーピング解明を自らの手でも進めるべきだ。否定するだけでは、無条件に五輪に参加できる日は帰って来ない。

     ただ、今回気がかりなのは、IOCがロシアに少なからず配慮した点もうかがえることだ。

     個人資格といいながら、潔白が証明された選手は「ロシアからの五輪選手」という国名が入った特別枠から参加できる。リオ五輪で個人資格で参加した国の選手は「独立参加選手」との扱いを受けた。不公平感はぬぐえない。

     またIOCの裁定には、ロシアが順守すれば平昌五輪の閉会式で資格停止を解除する可能性も盛り込まれている。

     各国からは「スポーツの尊厳を守った」など歓迎の声が相次ぐ。しかし、形を厳しく見せたからといって公正さが担保されたとはいえない。

     IOCは平昌五輪までに計2万件以上の検査を実施するという。違反に厳しく立ち向かい、フェアでクリーンな五輪へと導いてほしい。

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