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シネマの週末・この1本

ビジランテ 血と土地の呪縛

 ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」から、歌舞伎の「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」まで古今東西、3兄弟が己の宿命と格闘する物語は多い。今作もまた、3兄弟が自身に流れる血や、生まれた土地の因習の中でのたうち回る。

 入江悠監督のオリジナル脚本で、出身地の埼玉県深谷市で撮影しており、つまりは監督自身の物語なのだ。都心からはほど遠い田舎町の寒々しい風景を影の多い映像で切り取っている。

 市議である次男の二郎(鈴木浩介)と、デリヘルの店長をしている三男の三郎(桐谷健太)。死んだ父・武雄(菅田俊)の所有地がアウトレットモールの建設予定地となり、二郎は先輩市議から何としても土地を相続するよう厳命される。そんな中、かつて町を出た長男の一郎(大森南朋)が戻ってきて、2人に武雄の署名入りの公正証書を突き付け、遺産相続を主張する。

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