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体罰と虐待、境界なし

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九州場所の千秋楽、土俵上で頭を下げる日本相撲協会の八角理事長(中央)ら=福岡国際センターで11月26日、矢頭智剛撮影
九州場所の千秋楽、土俵上で頭を下げる日本相撲協会の八角理事長(中央)ら=福岡国際センターで11月26日、矢頭智剛撮影

ぷらすアルファ(α)

 大相撲の元横綱・日馬富士(33)が後輩力士への暴行問題で引退した。角界に限らず、学校でも「指導」に名を借りた体罰が続発し、家庭では「しつけ」と称する児童虐待が後を絶たない。暴力容認論が社会に根強く残るのはなぜだろうか。

 ●角界は社会の縮図

 元横綱は引退記者会見で、後輩力士について「礼儀と礼節がなっていない。それを正し、直してあげるのは先輩としての義務と思って叱った」と述べ、頭をたたいたこと自体は謝罪しなかった。

 「指導のためなら暴力は仕方がないという相撲界の意識は、社会の意識にも通じる。元横綱一人の問題にしてはいけない」。13歳から相撲を見続けてきた作家の星野智幸さん(52)は、そう指摘する。大相撲の世界では、指導名目の暴力が「かわいがり」の名で横行してきた。近著「のこった もう、相撲ファンを引退しない」(ころから)で、愛してやまない相撲を含むスポーツ界が暴力に対して厳しい態度をとれば、社会にはびこる暴…

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