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将棋

第76期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-稲葉陽八段 第31局の4

 稲葉はまるで二枚落ちの上手(うわて)さながら、小駒を連結させ竜や馬を追い払いながら、徐々に中央に厚みを築いた。控室の評判は後手ペースだった。

 三浦の残り時間が2分になった。稲葉が[後]2四飛と指したとき、三浦は「そうか……いやあ」とつぶやいた。何か誤算があったのかもしれない。

 しかし稲葉も、また苦しんでいた。7筋、8筋で小駒に手数を費やしたが、思うように戦果が上がらない。例えば[後]8六歩と垂らしたものの、すぐにと金が作れるわけでもなく、馬を封じたわけでもない。その後も[後]7六歩~[後]8五桂~[後]7五銀(本日終了図)と小駒を折り重ねる。

 感想戦では「厚く指す方針だったが……(一連の指し手が)厚みなのかどうか分からなくなった」と時折、苦笑を交えながら振り返った。

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