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果断猛進

岐阜工高、筑波大、東芝府中でフッカーとして活躍し、1995年W杯で日本代表主将も務めた薫田真広(くんだ・まさひろ)さんが、果敢に決断し、猛然と前進する日本ラグビー界の現状について、強化担当者の視点からお伝えします。

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果断猛進

19年ラグビーW杯への道 前に出る防御深まる=薫田真広

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 勝てるチャンスを逃した悔しさと、戦略・戦術が着実に浸透しているという収穫の両方を感じている。ラグビー日本代表(現在の世界ランキング11位)はフランス(9位)と11月25日に敵地で対戦し、23-23で引き分けた。

 前に出てスペースを素早く埋め、積極的に防御する戦術が奏功した。フランスは試合終盤、トライではなくペナルティーキックを選択して勝ちを狙い、ホームで観客からブーイングを浴びていた。2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会の初戦で日本が破った時の南アフリカ(6位)と同じ状況だった。フランスはベテランと若手の起用方法などに苦心している印象を受けたとはいえ、W杯で準優勝3度。日本は強豪に対してしっかりプレッシャーをかけることができた。

 日本は11月4日に横浜・日産スタジアムで臨んだオーストラリア(4位)戦は30-63で敗れたが、欧州遠征ではフランス戦前週の18日のトンガ(13位)戦でも39-6で勝利。10月に就任したジョン・プラムツリー・ディフェンスコーチの、前に出る防御戦術に対する選手の理解が徐々に深まったことが試合内容に表れている。

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