メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

若島正・評 『ボーリンゲン 過去を集める冒険』=ウィリアム・マガイアー著

 (白水社・7344円)

人文学の文化遺産

 本書『ボーリンゲン』の副題は、「過去を集める冒険」という。そこで言う「過去を集める」とは、人類の文化遺産を後世に伝えることだ。最先端の科学技術ばかりが脚光を浴びる世の中で、こうした人文学の営みはとかく軽視される傾向にある。本書が描き出すのは、一九四二年に設立され、出版事業と学術研究支援を二十年余りにわたって続けた、ボーリンゲン基金という団体の歴史であり、そのまわりに集った知の文化人たちのポートレートである。

 人文学を探索する者なら誰でも、少なくとも何冊かは、ボーリンゲン叢書(そうしょ)から出版された書物に…

この記事は有料記事です。

残り1208文字(全文1484文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 米「ソウルの女王」 アレサさん危篤 グラミー賞18回
  2. 日本文学研究者 キャンベルさん、同性愛公表し議員批判
  3. 戦争を知らないけれど /1(その1) 42歳、玉砕を漫画に 生還兵「あなたは戦ったのか」
  4. 山口2歳児不明 ドローンも使い捜索も手がかりなく
  5. 不明 帰省中の2歳児、曽祖父宅近くで 山口・周防大島

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです