メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

将棋

第76期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-稲葉陽八段 第31局の5

 稲葉には「これだけ手数をかけてこの程度では……」という思いがあった。1分将棋の三浦は開き直っていた。2人の心理が盤上に絡み、局面は紛れた。後手が手数を費やした小駒は、厚みというよりも、むしろ玉の退路を防ぐジャマ駒と化していた。

 三浦がグングンと後手玉に迫った。稲葉は尋常な手段では対抗できないと見て、[後]6六香打と歩の頭に打った。異様な香2枚の柱。実は、この露骨な一打は妙手だった。

 本日終了図。局面のポイントは「7四の桂をスムーズに跳ねて、いかに玉の退路を確保できるか」にあった。現状、単に[後]6六桂は[先]6七桂が生じ、成立しない。先に解答を示すと、本日終了図では[後]5九銀と捨て駒をすれば後手勝ちの将棋だった。

この記事は有料記事です。

残り459文字(全文771文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. やっぱり新型コロナ危険因子だった喫煙、肥満 「足の赤いあざ」が示す感染の疑い

  2. 猛毒「フッ化水素酸」か、こぼれ異臭 東京・秋葉原の路上、けが人なし

  3. 学校、公共施設で次亜塩素酸水の噴霧休止相次ぐ 厚労省「濃度次第で有害」

  4. 愛知知事リコール運動 大阪・松井市長、賛同の吉村知事に苦言「県民が判断」

  5. 持続化給付金 なぜ再委託? 差額20億円の用途は? 説明渋る与党

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです