東京・豊洲市場

五輪輸送整備、ピンチ 中止・不調次々 小池知事肝いり入札改革が直撃

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 東京都の小池百合子知事が都政改革の目玉として試行する入札制度改革が原因で、豊洲市場(江東区)の土壌汚染対策工事の入札中止や不調が相次いでいる。来年10月中旬に決まった豊洲への移転が進まなければ、2020年東京五輪・パラリンピックの輸送拠点に活用予定の築地市場(中央区)の解体も遅れ、東京大会に整備が間に合わない恐れがある。都幹部は「ただでさえぎりぎりのスケジュールで、移転が遅れれば大きな支障が出る」と懸念する。【森健太郎、柳澤一男】

 入札制度改革は、小池知事が豊洲や東京大会の会場整備費を「高価格体質で透明性に欠ける」と問題視したことが発端となった。都は予定価格を事前公表するとともに、1者のみの入札も認めていた。小池知事は、この制度を「談合の温床になり、契約価格もつり上げられる」と指摘。6月から予定価格を入札後に公表し、1者入札なら中止する新制度試行に踏み切った。

この記事は有料記事です。

残り850文字(全文1236文字)

あわせて読みたい

注目の特集