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学芸記者の文学碑散歩

俳人・穴井太 戸畑区天籟寺1丁目 「伝統」拒み実験的な句 /福岡

 中学教師の傍ら、俳誌「天籟(てんらい)通信」を編集発行した現代俳句作家、穴井太の碑は、かつてあった住居近くに建つ。実行委が三回忌に合わせて建立。1999年12月に除幕式があり、約150人が参列した。

 夕空の雲のお化けへはないちもんめ

 雲の形をした黒みかげ石に、夕日や夕焼けが好きだったという本人の自筆で句が刻まれている。「天籟通信を創刊する前年、筑豊の記録作家、上野英信さんの『筑豊文庫』を訪れて詠んだ句です。上野さんの生き方に影響を受け、花鳥風月の俳句とは違う、社会とつながった文学としての俳句を志向するようになった」。穴井の跡を継いだ「天籟通信」代表、福本弘明さん(62)が語る。

 2歳から戸畑で育った穴井は戦後の一時期、故郷の大分県九重町の飯田高原で炭焼きや教師をした後、中央大を卒業。北九州市で中学教師として再出発した54年、横山白虹主宰の「自鳴鐘(じめいしょう)」に参加する。62年に現代俳句協会員となり、翌年に第一句集「鶏と鳩と夕焼と」を刊行した。

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