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上海列車事故 29年後の真実

第3章<8> 「孔令然という人物、信用できるな」

2010年1月、習近平・国家副主席(当時)の訪問を受ける銭其琛氏(右)=新華網より

 上海列車事故をめぐる第2回補償交渉を終えた日本側団長、岡村勲は日本に到着して、空港からそのまま東京都内の病院に入院した。

 その後の手続きが滞った。

 次回交渉は「1988年8月18~21日」という日程だけが決まり、場所は「未定」だった。中国はあくまでも「交渉の開催地は中国」と譲らず、遺族をいら立たせた。

 しびれを切らした遺族会は8月4日、中国外相の銭其琛に書面を送った。

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