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平成の記憶

記者の記録 崩壊した安全神話 支え合い再生する

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 新元号が施行される日が2019年5月1日に固まった。1989年1月に始まった平成の時代は30年4カ月で幕を閉じる。時代を振り返る特集「平成の記憶」の今回のテーマは「災害」。この時代に私たちが経験した数々の大災害は、社会の在り方や人々のつながりを大きく変えた。

惨禍に立ち尽くす

 大災害の現場に足を踏み入れた者は、まず圧倒される。すべてを破壊した自然の猛威を見て。被災した人たちの悲嘆に心が向くまでには少し時間がかかる--。

 1993年7月の北海道南西沖地震の発生は夜半だった。翌朝、苦労してチャーターしたヨットで奥尻島にやっとの思いでたどり着いた。へし折れた灯台と防波堤に乗り上げた漁船が目に入る。島の南西側から10メートルを超える津波が押し寄せたという。島の南端の丘の斜面は、見上げる高さまで草がなぎ倒されていた。津波の「実寸」を感じ、足がすくんだ。

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