骨折
自分の骨で固定し治療 手術中ねじに加工 島根大
毎日新聞
2017/12/16 00:43(最終更新 12/16 08:27)
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島根大医学部(島根県出雲市)が、患者自身の骨を加工した「骨ねじ」を使って骨折部分を固定する新たな治療に取り組んでいる。国内初の臨床応用として10年間で患者12人に手術し、8割を超す10人は術後の経過が良好という。研究グループは「骨ねじは異物反応がなく、金属ボルトのように再度の除去手術も必要なく、患者の負担も減らせる」としている。
研究グループの内尾祐司教授らが15日に成果を発表した。内尾教授らによると、骨折の固定手術を行う際、すねなどからピーナツ程度の大きさの骨片を採取。手術室に置いた加工機を使ってその場でねじに加工し、骨折を固定する。術後数カ月で周りの骨と同化し、採取した部分の骨も自然に修復されるという。
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