メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

くらしとつなぐ

希望の最期 家族と共有=国立がん研究センター東病院 がん相談統括専門職 坂本はと恵

 「父と別々に暮らすようになって20年近くたっていて、自宅で最期をと言われてもすぐには賛成できずにいます」「私たち自身、家族としてのショックも大きくて、本人と向き合って話すこともつらくて」

 4年前に出会った佐々木さん(80代・男性)の娘さんたちの言葉です。その日は、主治医から膵臓(すいぞう)がんの診断を受けると同時に緩和ケアの選択を勧められた直後でした。ご本人は数年前に奥様を自宅でみとった経験から、「家だと家内も見守ってくれているはずだし、自分も自宅で最期を迎えたい」とすでに気持ちを固めていました。一方で、ご家族はそれを受け入れるだけの気持ちの準備が十分にできておらず、まさに困惑と混乱の中にありました。

 ご家族は、がんと診断を受けた本人と同じか、それ以上に精神的負担のかかる「第二の患者」とも言われ、がんの診断直後にさまざまな決断を迅速にしていくことは容易ではない、と言われています。

この記事は有料記事です。

残り610文字(全文1006文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 羽生善治九段、藤井聡太2冠に80手で公式戦初勝利 王将戦リーグ

  2. 「もうええわ」ふるさと納税返礼品業者の叫び 指定取り消しの高知・奈半利町

  3. 安倍氏が支援した育鵬社教科書の採択が激減した理由 菅首相は…

  4. 元TOKIO山口達也容疑者を現行犯逮捕 酒気帯びでバイク運転の疑い

  5. 安倍政権が残したもの 解散総選挙乱発 「内交」になった外遊 姜尚中さん「支持率のための外交ショー」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです