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がんドクトルの人間学

がん治療と食事の工夫=山口建(県立静岡がんセンター総長)

 がんと診断され、治療が始まると、多くの患者が食事の悩みに遭遇します。症状は多彩で、「食欲がない」「砂をかむようだ」「吐き気がする」「繰り返し吐く」「食事や飲み物がしみる」「腹痛が起きる」「下痢で困る」などが一般的です。原因としては、がんの存在そのもの、患者の心の負担、そして、手術、放射線、抗がん剤などの治療の影響が考えられます。

 がんが、腹部内に広がり胃腸を締め付ける病態はがん性腹膜炎と呼ばれ、病状が進むと腸閉塞(へいそく)に…

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