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えじぷと駱駝考

/上 高騰する「砂漠の船」 変動相場制移行で月収超えも

数百頭の取引が行われるラクダ市。商人たちの「競り」は怒鳴り合いだ=エジプト北部ビルカーシュ村で9月

 見渡す限りラクダだった。これだけ集まると、のんびりした顔さえ怖い。彼ら、実は快足で力も強いのだ。「危ない」「逃げて」。茶色のコブがゆらゆらと進むたび、れんが造りの小屋が並ぶ広場で大声が飛び交った。

 エジプトの首都カイロの北西約35キロにあるビルカーシュ村。国内最大のラクダのスーク(市場)では、金曜と日曜の午前に数百頭が取引されている。主に食肉・農耕用だが、ペルシャ湾岸諸国で盛んなレース用ラクダも売買される。怒鳴り合いながら競りをする様子は、まるでけんかだ。

 「良質なラクダが集まるから、みんな真剣だ。歯で選ぶんだ。1、2本欠けていても、白くて丈夫な歯なら栄養が行き届いている証拠さ」。取引業者のエサムさん(50)は「人間と同じだよ」と笑って、自身のきれいな歯を見せた。

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