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Interview

瀬戸内寂聴さん 作家たちの「いのち」刻印 最後の長編小説刊行

新作長編小説「いのち」について語る瀬戸内寂聴さん=京都市右京区の寂庵で、小松雄介撮影

 今年で95歳。「最後の長篇(ちょうへん)小説」と銘打った、瀬戸内寂聴さんの『いのち』(講談社)が刊行された。作家生活を総括する最後の2行に向けて、自身を含めた作家たちのいのちの燃えるさまをすさまじいまでに描いている。

 胆のうがんの手術後、退院する場面から幕が開く。宇野千代さん、江國滋さんら同じくがんを宣告された作家たちへと思索は広がり、ちょうど同時期に病を得ていた河野多惠子さんにたどりつく。若い頃、同人誌『文学者』で知り合い、長いつきあいだった。その後、彗星(すいせい)のように現れた大庭みな子さん。2人との交流を赤裸々につづる筆はためらいがない。「2人とも日本文学史に残る才能豊かな作家。私は知っているから何でも書いておこうと思って。研究の役にも立つでしょう」

 例えば2人のライバル関係。瀬戸内さんは悪口にも近い言葉をそれぞれから聞かされる。時には戦慄(せんり…

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