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印パ独立70年

インドとパキスタンの分離独立から今年で70年。独立以来、3度の戦火を交えた二つの核保有国はどこへ向かうのか。まずは印パ両国が領有権を争う対立の地、カシミールを訪ねた。

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印パ独立70年

第3部 紛争の水源インダス/2 「川解放へ聖戦」

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 パキスタンの首都近郊ラワルピンディ。モスク(イスラム教礼拝所)の一角に給水車で水を配る写真が掲げてあった。「インドのせいで我々の川が乾いている。だから給水や井戸掘りなどの支援を続けているのだ」。このモスクを管理するイスラム教団体ジャマート・ウド・ダーワー(JuD)幹部、アブドゥル・ラフマン師(44)は、怒りに満ちた口調で語った。

 JuDは2008年のムンバイ同時テロを起こしたとされるイスラム過激派「ラシュカレ・タイバ」(LeT)の創設者、ハフィズ・サイード師が作った慈善団体だ。だが、LeTの民生部門とも言われ、米国は14年6月、「海外テロ組織」に指定した。

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